2015年台風21号は、観測史上第4位(富士山山頂を除けば第3位)となる最大瞬間風速81.8m/sを記録した沖縄県与那国島をはじめとし、沖縄地方を中心に暴風と大雨をもたらし、建物等の構造物に大きな被害を引き起こしました。この台風は、大陸に上陸して一旦は崩れましたが、その後爆弾低気圧となり、北海道を中心に暴風と大雨により多くの人的被害と建物被害を引き起こしました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方には心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧をお祈りしております。

 なお、本学会では今回の台風および爆弾低気圧による被害について調査団を派遣して詳細な調査に当たっています。調査結果は本学会の学会誌等を通して報告する予定です。

 

2015年10月20日

一般社団法人日本風工学会
会長 植松 康